2018年10月に日本デビューしたレクサスES。
ESの内装はレクサスブランドだけにクオリティは非常に高いです。
一方で、6月にフルモデルチェンジを行いセールス好調のクラウン。
ほぼ同価格帯の車種として注目を集める両者の内装を比較してみました。
レクサスESの内装
レクサスESの内装色にはブラックとシャトー、トパーズブラウンの3種類があり、更にF SPORTではブラックとレッドの2色が設定されています。
ESの内装色はどれも落ち着いた雰囲気で高級感があり、F SPORTに設定されているレッドの内装色は派手でありつつも若々しさがどこかありますね。
長年高級車メーカーとして開発を続けてきたレクサスなだけに、内装のクオリティについては他社の追随を許さない仕上がりです。

画像:レクサス
また、ESは車内の広さにもこだわっており特に後部座席の広さはレクサスのフラッグシップモデルである「LS」に次ぐ広さを持っています。
シート素材
L tex

画像:レクサス
セミアニリン本革

画像:レクサス
レクサスESのシート素材は通常グレードL tex(合成皮革)で、version Lがセミアニリン本革を採用しています。
F SPORT専⽤

画像:レクサス
F SPORTについては通常グレードと同じ素材を用いたスポーツシートとなっており、ホールド性が良く文字通りスポーティーな作りとなっています。
快適装備

画像:レクサス
快適装備について、まずはレクサスESの運転席周りから見ていきましょう。
運転席周りを一通り見てみると、インパネ中央部分には地図情報などを表示するインフォテイメントディスプレイが装着されており、ディスプレイ枠にはクラシックなアナログ時計が埋め込まれています。
運転席側にはボタン1つでエアコンを快適に調整できるAUTOボタン、OFFボタンが装着されており扱いやすい設計となっています。
このエアコン、「ナノイー」のロゴからも分かる通り車内の空気をきれいにしてくれる機能が備わっており、非常にありがたい機能です。
クラウンの内装
クラウンの内装色にはブラック、ホワイト、ブラック&テラロッサ、ニュートラルベージュの4色が設定されています。
新型クラウンのインテリアを見ていくと、各ドアのドアトリム上部に指定した内装色の合成皮革が採用されており、ホワイトが特に高級感を漂わせています。

画像:トヨタ
また、運転席側ドアトリムの後部にトランク開閉スイッチがありわざわざ屈むことなくトランクを開閉することが出来るなど、高齢ドライバーにも考慮した設計となっています。
シート素材
クラウンのシート素材は標準装備でブランノーブ+合成皮革、メーカーオプションで本革を指定できます。
メーカーオプションとなっている本革はグレードにより装備出来ないということはなく、レザーシートパッケージを選択すると本革シートを装備出来るようになります。
快適装備

画像:トヨタ
クラウンの快適装備に、後部座席に装備されている電動リアサンシェードがあります。
これは文字通り、直射日光を防ぎ快適な空間を作り出します。
電動リアサンシェードは後述するトヨタオペレーションマルチタッチにて操作が可能であり、またシフトレバーをRレンジに入れた時に自動的に格納されるため、バック時にも安心です。
次に、運転席側にパワーイージーアクセスシステムという機能があります。
これは乗降時にステアリングのオートチルトアウェイ&リターン機能と連動して運転席シートが自動でスライドするというもの。

画像:トヨタ
これにより車への乗車が非常にスムーズになります。
そして、電動リアサンシェードの説明時にも触れましたがインパネ中央部に2つのディスプレイがあります。

画像:トヨタ
一つは最も目線が移動しやすい遠方上部にナビ地図などの情報を表示する8インチ遠視点ディスプレイ、手前にはエアコンなどを操作できる7インチのトヨタオペレーションマルチタッチが装備されています。
トヨタオペレーションマルチタッチは一時的にナビ地図を呼び出すことができ、手元で目的地などの指定をすることも可能です。
まとめ
レクサスESと新型クラウン、どちらも高級車として相応しいクオリティで他の車とは一線を画す快適な装備、シートが魅力的です。
新型クラウンに関してはレクサスのフラッグシップモデルである「LS」とほぼ同等のものでありながら600万円から購入可能なので、「LS」と新型クラウンであれば特にこだわりがなければ新型クラウンをおすすめします。
室内の広さを重視しているのであればレクサスESを狙うと良いでしょう。