初めてクルマを買う若い女性ユーザーをメインターゲットとして開発されたミラトコット。
愛嬌のある丸いヘッドランプと自然体で飽きのこないエクステリアが特徴で、そのボディサイズは車両感覚が掴みやすく誰でも不安なく乗れる軽自動車として、今幅広い世代から支持を得ている人気モデルです。
今回は、初代モデルから女性に大人気のスズキ・ラパンとミラトコットのスペック・特徴を比較してみました。
購入するなら、あなたは「シンプル?」それとも「可愛らしさ?」どちらを選びますか?
ミラトコットとは

画像:ダイハツ
ミラトコットのデビューは2018年6月25日。
ターゲット層を初めて車を買う若い女性に絞り、「シンプルに、自分らしく」というキャッチフレーズでデビューを果たしました。
2018年3月にミラココアが販売終了となりましたが、ミラトコットは事実上の後継車となります。
ミラトコットの簡単なスペック
ミラトコットは全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,530mmと、コンパクトなボディと相まってターゲット層である若い女性が運転しやすいサイズ感となっています。
使用燃料はレギュラーガソリンであり、タンク容量は30Lと軽自動車としては標準的なタンク容量です。
燃費は29.8km/lであり、単純計算で894kmもの航続距離を誇ります。

画像:ダイハツ
ミラトコットの特徴

画像:ダイハツ
ミラトコットは近年の自動車にしては珍しく、シンプルで四角いスタイルが特徴となっています。
近年の若い女性はシンプルで自分らしくありたい、という声が多くターゲット層に近いダイハツの女性社員が集まって開発プロジェクトをスタートさせました。
そして、ターゲットの声を多く反映させたミラトコットは運転のしやすさを重視して、四角くシンプルな造形で誕生しました。

画像:ダイハツ
ミラトコットはどんな人におすすめか?
ミラトコットは運転のしやすいスタイリングが特徴となっている車です。
そのスタイリングから、ダイハツの狙いである初めて車を買う若い女性に特におすすめです。
また、大きすぎる車の運転は苦手という方にもおすすめの一台となります。

画像:ダイハツ
ラパンとは

画像:スズキ
ラパンのデビューは2002年。
ミラトコットよりも16年前に誕生しました。
弁当箱をモチーフとした丸みのある可愛らしいフォルムは女性からの人気を集めました。
車体前方のエンブレムにはウサギをモチーフとした可愛らしい装飾が施され、これも女性からの人気を集める一因となっています。
また、ラパンはアルトを基本に設計されたモデルであり「アルトラパン」が正しい名称ですが、ラパンと略されることがよくあります。
ラパンの簡単なスペック
ラパンの全長は3,395mm、全幅は1,475mm、全高は1,525mmとミラトコットと比べると全長や全幅は同じものの、全高は5mm低い車格です。
使用燃料はミラトコットと同じくレギュラーガソリンでタンク容量は27Lとミラトコットよりも3L少ないですが、燃費はカタログ値で35.6km/lと驚異的な燃費を誇ります。
この驚異的な燃費の秘密は次項にて紹介いたします。
ラパンの特徴
ラパンはミラトコット同様、女性をターゲットに開発された軽自動車です。
ミラトコット同様、女性が中心となってラパンの企画をスタートさせました。
可愛くて丸い外観は女性の心を掴み、爆発的な人気を得ました。
また、ラパンには減速時のエネルギーで発電と充電を行い、更にガソリンの消費を抑えて低燃費を実現する「エネチャージ」を搭載しています。

画像:スズキ
これは減速時のエネルギーを利用して発電、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーに充電、蓄えた電力を発進時に電装品へ供給することで発電によるガソリン消費を最小限に抑えるというシステム。
だからこそ、35.6km/lという驚異的な燃費を実現することができているのです。
ラパンはどんな人におすすめか?

画像:スズキ
ラパンは驚異的な燃費と可愛らしい外観が最大の特徴の車であり、可愛い車が欲しいけど燃費も気になるという方におすすめです。
また過去には男性向けのスポーツモデル「アルトラパンSS」も発売されており、羊の皮を被った狼な車が欲しい方にもおすすめです。
まとめ
どちらも女性をターゲットに絞った軽自動車であるミラトコットとラパン。
燃費を重視しつつも可愛らしい外観の車が欲しい方はラパンを、デザインがシンプルで運転がしやすい車が欲しい方やこれから公道デビューを果たす初心者ドライバーの方はミラトコットがおすすめです。