「あなたの運転は荒くて怖い!」と言われたことはありませんか?
私は昔もよく言われていました。
言われるごとにさらにイライラしてしまい、ますます荒くなるという悪循環でした。
そんなある日、車の燃費を良くする走らせ方というブログ記事を見つけて、興味本位でやってみました。
そこに記載されている運転方法を実践してみたところ、驚くほど車の燃費が改善したのはもちろん、確実に丁寧な運転に生まれ変わりました。
今回は丁寧な運転で、かつ、車の燃費を改善させることに成功したテクニックを紹介したいと思います。
先に言っておきますが、だれでもできる簡単で安全な方法です。
また、当然のことながら道路交通法に違反するような運転ではありませんのでご安心下さい。
ガソリンは一滴も使用していない
まず、燃費をよくする走り方をマスターするために理解していただきたいことが一つあります。
それは、走行中にアクセルから足を離している場合は、ガソリンは一滴も使用していないということです。
「えっ?アクセルふかしてなくたって、エンジンが動いている以上、少なからずとも燃料は消費しているでしょう?そんなの嘘じゃない?」
と考える方もいらっしゃると思います。
確かに、停車中、停車する寸前の超低速走行中、ニュートラルポジション等では、エンジンがストップ(エンスト)しないようにするために、アクセルから足を離していてもガソリンは消費しています。
しかし、走行中は、すでにエンジンが回転しているため、燃料を使う必要が無いという考え方になります。
今、車のエンジンは、昔のキャブレーターとは違い「インジェクション方式」(電子制御方式)という燃料噴射方式(ガソリンをエンジンに送る方法)を採用しています。
これは、コンピュータが、今現在走行している車の状況を判断し、その状況に応じてガソリンを噴射したり止めたりするのです
つまり、走行中(エンジンが回っている最中)、アクセルから足を離すと、車はその状況から、エンジンにガソリンを送る必要が無いと判断し、ガソリンの噴射を停止します。
よって、エンジンに燃料を一切送らない状態となります。
この、走行中にアクセルから足を離す走行方法を「惰性走行」と呼びます。
惰性走行を多く取り入れることで、ガソリンの噴射を最小限に留めることができるのです。
この、惰性走行を多く取り入れた走行方法は「エコ・ドライブ」などと呼ばれていますね。
エコ・ドライブのやり方
では、具体的なエコ・ドライブのやり方を簡単にご紹介しましょう。
誰でも簡単に、安全にできますので、ぜひ実践してみて下さい。
発進時
停車中、アクセルを足から離して下さい。
ゆっくりと車が動きますので、ある程度動き出したらゆっくりアクセルを踏み込んで加速します。
走行中
アクセルを踏み込みある程度速度が出てきた所でアクセルから足を離し惰性走行で車を走らせます。
減速してきたらゆっくりアクセルを踏み込み、ある程度速度が出た所でまた足を離して惰性走行で走らせます。
これを繰り返します。
停車時
前方に見える赤信号などで、停止する目標が決まったら、距離や速度からの感覚で判断し、惰性走行とフットブレーキを使いながらゆっくり原則し、停車します。
この3つを行うだけでかなり燃費の消費量が改善されます。
同時に運転も丁寧になるので一石二鳥ということです。
燃費が悪くなる運転
逆に確実に燃費が悪くなる運転を以下に紹介します。
- 赤信号なのにアクセルを踏み込んで走り、急ブレーキに近いようなブレーキングにより停止目標で停止…。
- 意味もなく必要以上にアクセル→ブレーキを繰り返す運転…。
- 必要以上にアクセルを踏み込んだ急発進…。
今となってはおぞましいです…。
こんな運転では燃料を捨てているのと変わりがありませんね。
ぜひ、エコ・ドライブをマスターして、快適なドライバーに生まれ変わって下さい。