2018年末にコンパクトクロスオーバーとしてレクサスのラインアップに加わったUX。
パワートレインは、2.0L直列4気筒のUX200と2.0L直列4気筒にハイブリッドを組み合わせたUX250hの2種類。
価格はUX200が390万円~、UX250hは425万円~とレクサスの中では価格が抑えられているモデルとなっています。
しかし、このUX200とUX250hは何か違いがあるのか?
少し気になったので調べてみました。
レクサスUXとは?

画像:レクサス
レクサスUXは、トヨタが高級車ブランドとして展開しているレクサスから発売されたクロスオーバーSUV。
レクサス史上最もコンパクトであり、そのベースはトヨタから販売されている人気のコンパクトSUVであるC-HRがベースとなっています。
レクサスのSUVというとLXやRX、NXをイメージする方も居るかと思いますが、今回のUXはどちらかというとNX寄りのカジュアルなデザイン、ベビーNXともいえる作りです。
UX200の大きさ
UX200の大きさはどのくらいなのか、まずはボディの大きさから見ていきましょう。
UX200は全長4,495×全幅1,840×全高1,540mmの大きさで、重量は1,470kgです。
数値だけでは分かりにくいので、レクサスNXのボディサイズと比較してみましょう。
UX200 | NX300 | |
---|---|---|
全長(mm) | 4,495 | 4,640 |
全幅(mm) | 1,840 | 1,845 |
全高(mm) | 1,540 | 1,645 |
レクサスNXは全長4,640×全幅1,845×全高1,645mmの大きさです。
こうして見てみるとレクサスUXはNXに比べて全長が145mmほど短く、全幅に関してはわずか5mmの違い、全高は105mmほど低い作りとなっています。
コンパクトSUVと謳っているだけあって小さめに作られていますが、全幅に関してはNXとそこまで差がないというのが意外です。
UX250hの大きさ
UX250hの大きさについては、基本的にUX200と変わりません。
というのも、UX250hは名前からもわかる通りガソリン車のUX200にハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車であるからです。
基本的には変わらないのですが、重量のみ変化がありUX250hは1,550kgとなっています。
UX200 | UX250h(2WD) | |
---|---|---|
重量(kg) | 1,470 | 1,550 |
ハイブリッド車はガソリン車にも搭載されている補機類用バッテリーの他、走行用モーターに電力を使う駆動用バッテリーを車に搭載する関係でどうしても重くなりがちです。
一般的にハイブリッド車の重量は平均で1,475kgほどですので、UX250hの1,550kgの重量は極端に重いということはありません。
UX200とUX250hの装備品は共通?
UX200とUX250hの装備品は共通なのか、あるいは2台でそれぞれ違うのかについて触れていきましょう。
UX200とUX250hの大きさは同じという話はしましたが、装備品についても両者とも共通です。
では、具体的にどのような装備品があるのか、今回は安全装備について見ていきましょう。
UX200とUX250hの安全装備

画像:レクサス
UX200とUX250hの安全装備パッケージとしてレクサスセーフティシステム+というものがあります。
このレクサスセーフティシステム+はミリ波レーダーと単眼カメラの構成でさまざまな危険に対して回避、もしくは被害軽減を手助けする機能があります。
ドライバーに安心感をもたらす予防安全システムについていくつかを紹介します。
プリクラッシュセーフティ
1つ目はプリクラッシュセーフティという機能。
これはミリ波レーダーと単眼カメラを用いて車や歩行者を検知し衝突する危険がある場合は警報ブザーやブレーキアシスト、自動ブレーキなどでドライバーに注意を促し衝突被害を軽減、または回避させるというものです。
因みに、自動ブレーキが作動する条件としては車の場合は50km/h、歩行者の場合は40km/hで作動します。
レーンディパーチャーアラート
レーンディパーチャーアラートとは、道路上の白線を単眼カメラで認識しウインカー操作なしで車線をはみ出してしまう場合にステアリングを振動させたり、警報ブザーで警告音を出すなどの動作をしてドライバーに注意を促す機能。
初心者の方でも車線内走行がしやすいようにアシストしてくれるだけでなく、思わぬ事故も防いでくれるドライバーに優しい機能です。
アダプティブハイビームシステム
アダプティブハイビームシステムとは、対向車や前車に対してハイビームによる眩しい光を当てないように光検出用カメラで検知し、光量を自動で調節する機能です。
適度に視界を保ちつつも、前車や対向車に対する配慮も忘れないこの機能はドライバーにとってありがたい機能です。
レーダークルーズコントロール
レーダークルーズコントロールとは、ミリ波レーダーと単眼カメラで前車を認識し設定した速度で自動で巡航してくれる機能。
いわゆるクルコンなどと略されるこの機能は、長距離走行時における疲労軽減にもつながります。
まとめ
レクサスUX200とUX250hの違いはガソリン車かハイブリッド車か、ということとそれにより重量が若干異なる、ということ以外は大きな違いがありませんでした。
また、レクサスUXには安全装備が充実しており、あらゆる危険なシチュエーションで被害を軽減、または回避することができます。
安全にも考慮されたレクサスUX、どちらも非常におすすめしたい1台です。