中古車と聞くと、一部の人はすごく抵抗を覚えると思います。
- 前のオーナーの生活感が残っている
- 状態が良いものでもどこかしら傷んでいる
- 何となく汚い
そういった理由から、予算よりもちょっと無理をしてローンを組んだり、あきらめてグレードの低いクルマにしたりして新車を求める人が多くいると思います。
もちろんそういった意見も賛成です。
キレイな車体、自分好みのオプション、そしてCMの車を自分がそのまま乗っている。
それだけでも高いお金を払う意義は十分あると思います。
しかし、それ以外の理由で安く新車に近い中古車が欲しいというニーズもあるはずです。
そこで、今回自分が格安でマイナーチェンジ前の中古車を手に入れた話をしたいと思います。
型落ちのどんな中古車を購入したか
マイナーチェンジ前のミニバンです。
マイナーチェンジ後はわずかにフロントグリルが変化した程度で、実際乗っているユーザーでなければどちらが現行か分からない位のモデルです。
走行距離は0.4万キロ、車好きのお父さんなら3か月程度でクリアしてしまうような距離です。
前のオーナーはリース会社で、何を思ったかマイナーチェンジ前に購入し、ほとんど使用されることなく手放したとお店の方から聞きました。
なので、生活感は全くありません。
強いて言うなら禁煙のステッカーが貼ってあった(すぐはがしてもらいました)程度でほぼ新車でした。
色は企業向けの上質な黒、役員の送迎車のリースを想定していたのかもしれません。
そんな車を定価の100万円以下で購入しました。
型落ち中古車の購入先
地元のディーラー直営の中古車店です。
車種はディーラーのクルマに限られていますが、掘り出し物は多いかもしれません。
今回購入した車ですが、実はそのディーラーの関係会社が売り出し元のリース会社だったのです。
恐らくグループ会社のディーラーに格安で売ってもらい、中古車会社が高く引き取った形になっている可能性はあります。
こういう関係ができていると、ほぼ未使用のクルマが入ってくる可能性は十分あります。
なので狙っている中古車が新品に近いものであればそういったところを選ぶと良いかもしれません。
実はネットに載せる前に良い車は売れている
今回購入した車は大手の中古車ネットのサイトには未掲載のものでした。
なぜなら掲載前に電話連絡があり、見に行って試乗したうえで購入したものなのです。
中古車ネットに乗せるには写真を撮ったり、スペックや状態を書いたり、あるいは動画を撮って載せたりします。
それなりに手間なので、売れる状態になってすぐ掲載されるわけではないのです。
できれば、そういった手間をかける前に販売してしまった方が楽という考えもあると思うのです。
なぜ電話が来たかというと、妻のクルマを何年か前にそこで購入し、それ以降こまめにコミュニケーションをとっていたこと、半年程度前から希望のクルマを伝えておき、状態が良いものが出たらすぐ連絡してもらうようにお願いしておいたことです。
そうしておくと、掲載前の掘り出し物に当たる可能性は高くなります。
誰よりも早く情報を仕入れる
今回、非常に状態の良い中古車を格安で手に入れました。
確かにそのお店とコミュニケーションを取っておくなど、根回しは大変ですが、それを補って余りある恩恵が得られることもあります。
国産車に限らず、外車のディーラーにおいてもそう言ったことは十分可能だと思いますので、中古車派の方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
きっと自分の思った車が手に入る可能性が高いと思いますし、それ以上のものが手に入ることだってあり得ると思います。
新車派の方にもお勧めできる購入方法だと考えます。